コスメティック

 2009-11-19
コスメティック (小学館文庫)コスメティック (小学館文庫)
(2002/10)
林 真理子

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同期から薦めてもらった本を新幹線内で読了。
外資系化粧品会社に転職し、PR担当者となる30代女性を主人公とした小説。

化粧品会社のPR担当の内幕を驚くほどリアルに描いているとの評価を得ているそうですが…。
本当にこんな世界なんですかねーいやー楽しそうやけど怖い。
作中では、主人公が雑誌の1ページを得るために、出版社の人をあの手この手で接待していきます。
心身ともに頭が高い自分には、なかなか向いていない職業のように思います。
もしプレスに配属になったら、自分を日本最高(身長的に)のプレスという方向性でブランディングして、頭下げなくても良いキャラ設定でいこうと思います。
甘いか。

単純に良いものを作っていれば売れるという世界でもないようです。
まあ、小説なのでどこまで信じるかは微妙なとこですが。


プレスと出版社の関係。
外資系化粧品業界の内幕。
働く30代女性。

個人的に興味のあるエッセンスが盛りだくさんで、とにかく楽しく読めたので満足満足。

外資系トップの仕事力II―経営プロフェッショナルはいかに自分を高めたか

 2009-11-14
外資系トップの仕事力II―経営プロフェッショナルはいかに自分を高めたか外資系トップの仕事力II―経営プロフェッショナルはいかに自分を高めたか
(2008/10/03)
ISSコンサルティング

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内定先から内定をもらったその日。
一緒に新幹線で帰京(もちろん京都に帰るという意味で)したbefmap(twirtterではtawaだけど、どっちで呼ばれたい?w)に貸した本。
半年以上たって、やっと彼がレビューを書きました。
半年かけただけあって、内容が秀逸なので、太字で紹介しておきます。

外資系の人々-「外資系トップの仕事力2」-

必読です。
本はもちろんですが、彼のブログも。
レビューは彼のブログに任せておきます。


けど、この本は本当に読んでほしい。
別に外資系を志望したり、実際に進む人だけでなく。
(そもそも外資系トップとはいえ、キャリアの大半を国内企業で過ごした人も多いし、「現時点」でたまたま外資系にいるだけなので、そこは広く皆の参考になる話だと思います。)

就職活動してたりすると、目先の面接とかで視野が狭くなるけど、本当に目指し比較する対象はこのレベルの人たちだと思う。
実力が全て(と少なくとも言われている)外資系企業においてTOPを極めた人。
そういう人たちが何を考えてキャリアを歩んできたかは、外資系だろうが国内企業だろうが公務員だろうが研究者であろうが、すべてのベンチマークしておくべきものだと思います。

まあ詳しくはtawa(どっちでもいいのか?)のブログで。


全然関係ないけど、tawaがブログで挙げていた人たち(maonisとか、まっさんとか、takathyとか)といると、本当に刺激的です。
今後もCMフェスタとサロンコレクション等、一緒にいれる時間が多いので楽しみやー

いつか彼らと何かやらかしてやる日が楽しみで仕方ないです。

プレゼンテーション Zen

 2009-11-12
プレゼンテーション Zenプレゼンテーション Zen
(2009/09/07)
Garr Reynoldsガー・レイノルズ

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twitter上で話題になっていたのと、Takathyがオススメしていたので、まあ間違いないだろうと購入。
目的としては、来週の内定先でのプレゼンに向けて、最新のプレゼンテーション法をinputする為。

この本は手取り足とりスライドの作り方を教えてくれるわけではない。
メソッドではなくアプローチに対してフォーカスした本になっている。
基本的には、データや箇条書きで満たされたpowerpointのスライドを動かしながら、ナレーションをつけていくようなプレゼンのスタイルからの脱却を主に書いている。


何がいいたいのか?
なぜそれが重要なのか?


プレゼンテーションとはいえ、あくまでもコミュニケーションであるから、その内容は究極的には以上2点に絞られ、スライドなどはこれを達成する為の手段であり、極力シンプルであるべきだとする。
人を動かすのはスライドではなく、話し手の情熱にあるはず。
スライドが主役になっていて、人がスライドのナレーションになっている場合も多いはず。
そうではなく、スライドと自分の主従関係をしっかりとしておかないと。
あくまでもスライドは手段にすぎない。

struggle
別件ですがサークルの後輩の就活応援会用のプレゼンの為に、この本を読んでスライドを作るとこんな感じ。
今までの自分であれば箇条書きで見せながら語るところです。
確かにシンプルな感じはします。
スライドに頼れない分、必然的に自分で語る比率も多くなるので、オーディエンスを引き付けることができれば(っていうかツカミがオッケーなら)、良いプレゼンになる気がします。

けどまあ、この辺りはバランス感覚ですね…。
この本に流されすぎず、良いマインドセットのエッセンスだけ頂こうと思います。

オーディエンスを引き付けられるような、(まるで昨日の俺らみたいに)真剣に遊んだプレゼンで何かひとつでも刺さるメッセージを発信してきます。

目立つ力

 2009-11-04
目立つ力 (小学館101新書 49)目立つ力 (小学館101新書 49)
(2009/10/01)
勝間 和代

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副題が「インターネットで人生を変える方法」という事で、そのまんまの内容です。
ブログやtwitterなどで自分を表現する事が、いかに重要か。
そしてどのように表現をして、PDCAサイクルを回しながら戦略的に運用していくのかが、そこそこ細かく説明されています。
おそらくターゲットが違うのでしょうか、日常的にブログとかをいじっている自分にとっては、そんなに目新しい話はありませんでした。
今からブログを始めようとする人になら、熱烈におススメできます。


個人的に一番響いたのは、勝間さんがインターネットメディアの可能性について語る第1章
インターネットメディアの最大の効用は、新しい人との出会いっていうところです。
これは自分も肌で実感する所です。
最近、けっこうな頻度で初対面の人と出会いますが、比較的近いコミュニティ(京都の大学の人、関西圏の学生団体で活動してる人、就職活動生)の人であれば、そこそこな割合で自分のブログを知ってくださっています。
そうなると、自分がどういう事に興味があるのかを知ってくださっている状態からリアルコミュニケーションが始まるので、すごくスムーズです。
なんか不思議な感覚ですが、実際に体験すると本当に効果抜群です。
自分を営業する(知ってもらう)コストが最高に下がっている状態なので、相手も自分に興味を持ってくれる可能性が非常に高く、打ち解けて深い話ができるまでが早くなって、結果仲良くなるのも早いかなと思います。

新しい人と出会うってことは、新しいコミュニティや情報とも出会うということ。
情報ってWEBに転がってるけど、本当に価値のある情報って人に付随してるように思う。
情報の属人性というか。
そういう意味で、ブログとかで自分が惜しみなく情報発信することは、結果的に自分の情報感度も上げることになると思うんですよねー。


まあ、皆とりあえず迷ってないでブログ始めちゃいなよ。
と思うわけです。
勝間さんはブログとかを個人の立体名刺と定義してるけど、ほんまそうやと思う。
店とか会社とかやって、今の時代WEBで検索して見つからなければ存在してないに等しいじゃないっすか。
それと同じような状況が人にも、すぐに訪れると思います。

プロフェッショナルたちの脳活用法

 2009-10-30
プロフェッショナルたちの脳活用法 (生活人新書)プロフェッショナルたちの脳活用法 (生活人新書)
(2009/04)
茂木 健一郎NHK「プロフェッショナル」制作班

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個人的に好きな番組BEST5に入ってくるであろう、NHKの「プロフェッショナル」の単行本。
もともと番組MCの茂木さんは脳科学の専門家だけど、番組では脳科学的な見地からの発言意外と少ない。
茂木さんファンには少し物足りなくもある「プロフェッショナル」ですが、こちらは茂木ファンにおススメ。

番組で紹介されたプロフェッショナル達の名言をベースに仕事術を紹介し、脳科学を使ってフォローすることで説得力を増しています。
例えばイチローが毎試合前に必ず奥さんのカレーを食べる事が脳科学的にどれだけ有効であるかとか。
他にも、こういう風に思考の断片を書きなぐるようなブログであっても、脳科学的には感覚野や運動野とをつなぎ、抽象的な概念をアウトプットできるフォーマットにして再保存しておく効果があるそうです。

おもろーやね。
脳科学にアンテナを張っておくのは意外とおもしろい気がする。
マーケティングって人間考学なわけやから、そこに理解が深くなることには大きな意味があると思うし。
っていうか楽しいしね、こんなのとか、こんなの妄想するのは。

単純に名言集としての価値もあるし、そこに脳科学の基本的な考えも書かれているのでお買い得です。



成功する男はみな、非情である。

 2009-10-26
成功する男はみな、非情である。 (だいわ文庫)成功する男はみな、非情である。 (だいわ文庫)
(2007/12/10)
角川 いつか

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「成功することと、幸福になることは同義語ではない」 ジェニファー・ロペス
結局はそういう事のようです。

一般的に成功者と言われる人は、人を蹴落としたり、自己中心的だったり、結果のみを追い求めていたりと、とにかく非情であるという事をひたすら事例を挙げて書き続けている本。
一般論であれば、どう考えても賛同できないけど、きっとビジネスとかの世界ってそんなにキレイごとばっかりじゃないんやろうなと。
本気で上り詰めようとすれば、非情である事も必要なのは事実なんだろうと思う。

成功ってなんやろう?
自分はどんな成功を目指すのかを考えたその後に、その成功を得るために失う可能性のあるものを知るという意味では、一読の価値はあるかも。
成功者自身が語るのではなく、多くの成功者の側にいた女性が語るって意味でオリジナリティもある。
現実離れした話なので、単純に面白いのと、色んな名言が引用されてるので、そこそこオススメ。



発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

 2009-09-23
発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法
(2002/07/25)
トム・ケリーTom Kelley

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IDEO
まあ、詳しい説明は例によってwikipedia教授に任せるとして…。

kabekake

日本での実績でいうと無印良品の壁掛け式CDプレーヤーをデザインした企業って認識ですかね。
他にも色々とおもろーなプロダクトデザインを手掛けてるので興味ある方は、 IDEOが手がけたガジェットの名品たちを参照するといいかも。

名前はもともと聞いたことあったんですけど、グラミンインターンの際に機内で読んだ『ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術』(レビュー)において人間観察が匠みな企業として引用されていたこと。
同じくグラミンインターンで同じ宿舎だった仲間があこがれの企業として挙げていたこと。
この2つが重なって、なんとなく興味が高まっているタイミングだったので読んでみました。


イノベーションって、そもそも何だろう?
そこだけでも知れればと思い読み始めてみました。
結果…

常に新しいものを作り出し、改善を繰り返し変化を追い求めること。
なのかなーと読み終えた今思います。
非常に単純化して理解できたのは、この本がMBA系の本で多様される小難しい単語を使わずに、豊富なケースを引いて、イノベーションの実際を紹介しているから。
紹介されているIDEOのソリューションは、結果論としては非常に当たり前に思えるほどシンプルなんだけど、その当たり前に感じられるほど無駄のないデザインってのが究極なんでしょうね。
The problem is difficult, but the solution is so simple.
グラミン総裁のユヌスもそう言ってたし、なんとなく世界水準で求められるソリューションの質というか、少なくとも条件は感じ取れた気がして有意義だった。

結局は、マーケティングだろうとイノベーションだろうと(並列に並ぶ属性ではないかもやけど)それは、目標へと到達するプロセスにすぎない。
目標は、より良い製品を作り出す事や競合のシェアを奪う事ではない、より本質的な目標は、より生活者により良い経験を製品を通じて与えること。

それをデザインするプロセスが、イノベーションて言われたり、小難しい名前がつくだけ。

とりあえずは人間観察からしか何も始まらないんですね。
観察…おもろいテーマをもらった。



【メモ】
製品は名詞ではなく、動詞で見る。

→製品は名前や属性、機能ではなく、あくまでも何か用事を片付ける為に雇われてるという意識。
(cf:イノベーションへの解

優れた製品やサービスには物語(意識的プロセス)がある。
→典型的なユーザー想定し、動かすことでバックグラウンドストーリーを紡ぐ。そこに経験と、共感が生まれる。
(ワンピースもそれぞれのキャラのバックグラウンドストーリーが魅力的だからこそ、それぞれの戦いに意味を感じる。さすがに関係ないか。


Shaka Rock

 2009-09-13
Shaka RockShaka Rock
(2009/08/25)
Jet

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KASABIANの方が良いとか書きましたけど…。

やっぱJETもいいな
そもそも比べるのが無理ですよね、音楽って。
JETは頭空っぽにして聞けるので気持ちいいです。
2年くらい前のライブも最高やった。

悔やむべきは毎作収録されていた、Look What You've DoneとかShine Onといった最強アンセムクラスのバラードが今回見当たらないこと。
今回はひたすらにロックです。

ちょっと家での作業が増えてきて、そういう時に今日みたく雨やと気分が滅入るんやけど、そういう時にJETを聞くと気分だけはゴールドコーストです。
非常にリーズナブルな現実逃避です。

JETはぶれない、裏切らない。




この曲の他に、KIAっていう曲も好きやねんけど、youtube貼ろうと思ったらあまりのグロさに自粛しました。
ホラー嫌い、血大嫌いな自分には全部見れないほどっす…。
JETほど世界的に注目されてるバンドなら、こういう方法でアテンションを集める必要ってないやろ。
どんな狙いがあって、このビデオになるんやろう。
Killed In Actionの略やから仕方無いのかな。



West Ryder Pauper Lunatic Asylum

 2009-09-12
West Ryder Pauper Lunatic AsylumWest Ryder Pauper Lunatic Asylum
(2009/06/08)
Kasabian

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一言で表すなら、神降臨。
ビジュアルもかっこいい彼らですが、サウンドも凄くおしゃれさんです。

リアムもお気に入りのKASABIANの3rd。
Club Footという最強にクラブ映えするキャッチーな曲をデビュー時に出してしまった彼らですが、その破壊的というか無機質で不気味な電子系ロックに縛られ過ぎる事なく独自路線を歩んでいるようです。
(それでもunderdogのようにClub Foot路線もしっかりある。)
当初はプライマルもどきとか言われてた時代もありましたが、もはや完全に別物です。

Gorillazとかのプロデューサーを迎えての本作という事で、2ndでKulaShakerみたく民族的な(うまく言えないけど)音を目指したいけど微妙になってた部分が、ださくなく達成されてます。
そもそものカサビアン節というか、クラブ映えするクールで乾いた不気味さを取り戻してます。
Fast Fuseとか最高です。一生ついていきますレベルです。
プライマルとクーラを足して2で割らずに、更に初期のKASABIANも足した感じ。

あーー酒飲みながら爆音で踊りたい!!

…。
自分で読んでも何にも分からん文章や。
音楽みたく抽象的なものを他人に伝わるレベルでレビュー書けるくらいの文章力欲しいな。



Arctic Monkeys
MUSE
JET

ミーハーな自分が大好きな最強バンド達が相次いで新譜をリリースした夢のような8月と9月。
それでもKASABIANが今回は一番好きです。
聞き込みたいっすねー。
今のところですが、今年のBESTです。





こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる

 2009-09-09
こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられるこころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる
(2009/08/07)
魚谷 雅彦

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同志社の先輩であり、日本コカコーラの要職を歴任してきた魚谷雅彦氏が主に、コカコーラでのマーケティングについて書いた本。
基本的には体験談をベースに、理論よりはマインドセットの部分を説いています。
コカコーラの有名なキャンペーンを例に引いているので、凄くイメージしやすく読んでて楽しいビジネス書になっています。



「男の安らぎ」というテーマで、男性向け商品に癒しの象徴として女性を起用した革命的CM。
それまではブルーカラーをイメージしたいかついCMだった。




飽和状態だったお茶市場で「体の中からキレイに」という新しい美をコアバリューに発売した爽健美茶。
美の象徴として女性の裸身をCMに。
原料のブレンドが機能価値なので、材料を歌にする事でそのインパクトを増大させた。(ブレンドが多いので家では作れないという新しい価値)




「心の安らぎ」キャンペーン後、ゆるやかにシェアを落としていたジョージアの新キャンペーン。
紅白出場や映画化など、社会現象に。




コカコーラという世界最強ブランドの日本独自キャンペーン、No Reason
こんだけ人々の生活に自然に取り込まれてるブランドの再活性化キャンペーン。
いいなあ。


こんだけ錚々たるキャンペーンのど真ん中にいたのが魚谷先輩。
いやーマジで凄い。
詳しいストーリーを書くと、ネタばれも甚だしいので、ぜひ購入してyoutubeを見ながら読んでみて下さい。
相当楽しく、マーケティング的な発想が追体験できます。


マーケティングとは心を動かすこと。
凄くシンプルでかっこいい定義ですね。
素敵っす。

魚谷先輩はライオンの出身。
コロンビア大学のMBAは出ているものの、自分のマーケティングの基本はつねに現場にあると何度も本書で綴っている。
それは世界的なマーケティングカンパニーである、コカコーラに入社しても変わらなかった。
ライオンでの新入社員時代の営業での経験がベースになっているそうです。


確かに偉そうにマーケティングがどうとか、セグメントがどうとか、言うてはみたところで、結局は最終的に生活者がお金を出して商品を買ってくれる現場が全て。
そういう意味でマーケッターが営業の現場を知っておく事には、やっぱり大きな意味があるんだと思います。
経営において、イノベーションとマーケティングが両輪とよく言われるけど。
マーケティングってのはオフィスのPC前や会議室で完結するものではないんですよね。

そうなると日本企業のように数年から場合によっては10年以上というスパン営業をさせて、その後に本社でマーケティングとかをさせるのも理に適っているのかもしれない。
自分は毛嫌いしてたけど。

外資系の職種別採用では、マーケティング採用の新卒はいきなりマーケ、営業はあっても研修レベル(数か月〜1年?)。
それが正しいのか、これを読んで良く分からなくなった。

どこかの外資系企業との面接で、こういう話をしていて。
「A社はマーケ採用でも営業研修とかありますけど、なんで御社はないんですか?営業とかを経験せずに、マーケティングってできるんですかね〜?」みたいな質問をしたら…。
「初期配属からマーケ部門で純粋に育成する事で、営業の都合に流されないマーケティングができる。相手の気持ちが分からないからこそ、意見をぶつけ合い、そこから科学反応を起こす事を新卒には期待してる。」
的な答えが返ってきた記憶がある。
別にどっちが正しいって事でもないのかな。
どっちでも自分でプラスにできるか。

先輩もいうように、与えられた環境の中で思いっきり自分らしく暴れる事が、おもろーなキャリアを築く上で重要なんですね。
そうして実力と経験をつけていけば、どんな状況でどんな商材やビジネス領域を任されようと、結果を出せるかっこいい大人になれる。

新生・NTTドコモの仕掛け人を直撃!「本当にドコモは変われるのか?」
消費財から携帯電話みたいなインフラに行っても結果を出し続ける。
大きな意味でキャリアのロールモデルなのかもしれない。
偶然にも同じ大学だし、いつかどこかで繋がりたいな、いや繋がれるやろう。
その時までに、できるだけ早く、先輩に少しでも価値を提供できるプロになろう。

オープンマインドで、常に全力投球。
これしかないよねーやっぱ。


ガイアの夜明け 闘う100人

 2009-08-28
ガイアの夜明け 闘う100人(書き下ろし) (日経ビジネス人文庫)ガイアの夜明け 闘う100人(書き下ろし) (日経ビジネス人文庫)
(2005/04/29)
テレビ東京報道局

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7月くらいからトイレに置いて、ちょいちょい読んでた本。
テレ東の『ガイアの夜明け』に登場した人々100人の名言を収録したもの。
さすがに100人分で新書サイズなので、1人1人は非常に薄い…。

まあ、名言とその背景をざっくりと読めるので、やる気注入程度にはオススメ。
なんせ読みやすい。


勝ち残っていくために、自分を目立たせる。梶田政彦/タカラ「バウリンガル」開発者)
外見で目立ち社内と社外の注目を集めると同時に、「こんな格好で目立って失敗すれば、バカにされて終わりだ」と自分を追い込む。内面と外面のギャップを使い分け、絶妙のバランスでセルフブランディング。

これいい。
やり方は違っても、そういう面白さを自分で演出するのもいいかも。

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グラミン銀行を知っていますか―貧困女性の開発と自立支援

 2009-08-24
グラミン銀行を知っていますか―貧困女性の開発と自立支援グラミン銀行を知っていますか―貧困女性の開発と自立支援
(2006/02)
坪井 ひろみ

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これまた帰りの機内で読んだ本。
事前にもうちょい突っ込んだ本でインプットし、現地の調査でマイクロクレジットの実態にふれた今、正直そんなに目新しいことは感じませんでした。

ただマイクロクレジットを利用して、貧困から脱出した人の事例や生の声が多く収録されているという一点だけでも大きな価値があります。
重要なのはシステムうんぬんよりも、どんな人をどんな風に救ったかという結果だと思うから。

マイクロクレジット及びグラミン銀行の取り組みのイメージをざっくり掴むには最適な本。
文字もデカイし、じっくり読んでもおそらく2時間ほどで読めてしまうと思います。

ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術

 2009-08-23
ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術
(2009/06/29)
棚橋 弘季

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機内でインターン参加者に借りて読んだ本。
時間が無かったので、目次から気になった所しか読んでませんが、なかなか興味深い本でした。

デザインとか言われると、クリエイティビティがコンプレックスな自分は敬遠しがちでした。
自分にはできっこないなーとか。
そう思う人にほどオススメな本かもしれません。


デザイン思考:
人々の暮らす環境における様々な行動、その目的やゴール、暮らしの中で関わる物や人、その関わりの中で生まれてくる問題や必要性といったものの構造や関係性に着目しながら、暮らしの現場、仕事の現場の人間と物事の関係性をより良い状態にするにはどうすれば良いかを考える。

この本における定義です。
これならなんとなく自分もできるかなーと思い、ノートに書きとめ、農村での調査中に何度も見直しましたが…。
言うは易し、行うは難しですね。
電気もガスも水道もない、文化も風習も自分達とは全く違う相手の生活のなかで、物や人がどのように関わりあって問題が発生しているのかなんて、10日やそこら(しかも役所周りで統計取りが主)では見えなかった。
そんな状態でも10日間でプレゼンという制約があるゆえに、けっこう感覚的でアイディアベースに近い仮説に説得力を増すためのデータを集める、という事態に陥ってしまったかもしれません。
これって実は一番やってはいけない事かもしれない。
調査結果ってこちらの質問とかフォーカス次第で、ある程度望む結果を集められてしまうと思うんです。
そうなると調査はデザインする為の素材集めに成り下がってしまい、問題の本質を浮かび上がらせる事ができない。
調査対象者ではなく、自分達発信のソリューションに近くなってしまうのではないでしょうか?

適切な調査ありきのデザインだと思うし、今後もメモを見返して、まずは正しい観察眼を養いたい。

グラミンフォンという奇跡

 2009-07-24
グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換 [DIPシリーズ]グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換 [DIPシリーズ]
(2007/07/12)
ニコラス サリバン

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「つながる」ことは生産性だ!
このコンセプトを基に、グラミンフォンという携帯電話サービスをアジア最貧国であるバングラディッシュで開始するまで創業期的な本。
グラミン銀行が提供するマイクロファイナンスのネットワークを利用して、短期間で最も情報必要としている農村の貧しい人々にまでサービスを拡大することに成功している。
実は日本の丸紅も絡んでたりとか。
電力とか基本的インフラの供給さえ安定的ではない国において、先端技術である携帯電話ネットワークを提供すること。
意義は分かるんやけど、凄く脆弱な社会基盤の上にそんな先端サービスを展開してどっかで破綻しないのか。
急激に、でもインフラレベルから着実に発展してきた日本人からすると不安です。
まあそういう事も含めて、貧困層をターゲットした戦略を実施するまでのケーススタディ的な本です。
奇跡と書いとりますが、実は凄く緻密に計算されていて、色々と根回しされている事業なので、その成功はある意味では必然かのように感じます。

奇跡的な事業を、必然に成功に導く。
かっこいいっすよねー


この本を読んでやっぱりBOP(Bottom of the Pyramid)層へのビジネスってのは、非常に大きな意味があるなあと再認識。
別に自分達が恵まれてるからどうこう、というレベルの話ではなくて。
戦略次第でその方が簡単だから。
なんせ成長率だけを見ればBOP層は圧倒的なわけで。
そこに先端技術を注入する事で、その成長力は加速度的に増大する。
サービスプロバイダー側から見れば、その成長率を適切に享受する為には、投資を細分化して、利益の回収プロセスをしっかりと構築すればいい。(言うは易し)

貧困層の成長率に着目し、そこを顧客としてターゲティングしていくこと。
実は非常にリターンの大きい事業なんやなーと。
やっぱり将来的に、何らかの形でこういう層に携われる人材になっとく事は、自分の価値を高める意味でも重要っす。


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マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった

 2009-07-08
マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になったマイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった
(2007/09/21)
ジョン ウッド

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サークルの先輩で、今はビルを作る会社で森を作ろうとしているロックな某先輩が推薦してた本。
某ホッタから借りて、即読了。

マイクロソフトのエグゼクティブだった著者がRoom to readというソーシャルビジネスを立ち上げ、教育という手段で世界を変えようとチャレンジする様を描いた本。
今日はプレゼンなのに、こんな時間まで…。
でも後悔しないくらい良い本でした。

• 765校の学校建設
• 7,040ヶ所の図書室/図書館 設立
• 327タイトルの現地語児童書(計280万冊以上発行)
• 6,817名に女子教育支援プログラム


以上が、Room to readが今日までに上げた成果。
310万人以上の子供に教育の機会を提供するキッカケを作った人。


物質的な富があるかどうかは関係ない。
本当に大切なのは、その富を使って何をするかだ。


凄く考えさせられる。
冗談抜きに日本って物質的には世界屈指に豊かで、なおかつその恩恵をひとしく享受できてる稀有な国だと思う。
(程度の差はあれど世界的に見れば)物質的な豊かさを謳歌してきた日本人だからこそ、その次のステップを真剣に考えてみてもバチはあたらんやろうと思う。
多分、それが今後物質的な豊かさにおいて新興国に追い抜かれていくかもしれない日本が、また別の軸で世界の豊かさをリードするキッカケになるんじゃないかと本気で思います。

とか頭でっかちに色々考えるんですが。
著者は「考えることに時間をかけ過ぎず、飛び込んでみること」という言葉を唯一のアドバイスとして提示している。
考える所で終わるんじゃなくて、何か具体的な行動につながって初めて著者のメッセージを受け取った事になるんだと思う。

自分は何をしようか。
今すぐに何か活動を…?

いや、これを読んで今、一層ビジネスに対してポジティブな希望を抱いてます!
早く内定先で働きたい。
著者だって学生時代にネパールに行き同じ経験をしてすぐにRoom to readを立ち上げたなら、ここまで世界的な動きにはならなかったはず。
マイクロソフトという世界的な企業がもっと成長していた時期に、その第一線でビジネスをしてたからこそ今があるはず。
事実、彼の事業に対するスタンスは、その対象が教育であっても基本的には、マイクロソフトのフィロソフィー(結果が第一、数字ベース、まず大きな絵を描く)が色濃く反映されているように感じました。
世界を回しているのは間違いなく市場経済システムで。
その中で働いてみない事には、そのシステムが生み出す歪みに根本から立ち向かう事はできない。
少なくとも自分は。
これを読んでそう思いました。


バングラディッシュに行くのが更に楽しみになってきた。



新しい資本主義

 2009-07-02
新しい資本主義 (PHP新書)新しい資本主義 (PHP新書)
(2009/04/16)
原 丈人

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以前自分のプロジェクトのオーナーだった上司、今は勝手に人生の大先輩と思い慕っている方から推薦された本。
その日に買ってその日に読了。

リーマンショックで崩壊したと言われる金融資本主義の再否定、日本の経済政策への提言、コンピューターの限界と可能性の提示。
日本独自の途上国支援のあり方とかは必見。(参考:ほぼ日刊イトイ新聞 - 原丈人さんと初対面
とか内容は新書の割にけっこう欲張り。
言うだけじゃなくて、自分で興してきた事業経験がベースにあるので説得力が違います。
すごい。

会社の事業を通じて、公益に貢献することを指す公益資本主義こそが新しい資本主義だと。
松下幸之助、本田総一郎、もっと言えば近江商人の「三方良し」的な経営こそが、新しい資本主義としてふさわしいし、それこそが企業の評価基準であるべきだとしている。
ただそういう公益を試算するのは難しいし、「利益とは社会に貢献した証」という考え方に立てば、結局は利益至上主義に走らざるを得なくなるんじゃないかなあと、不勉強ながら思う。
これわ防ぐ手段として税制、具体的には長期投資が短期投資より有利になる税制と投機を税制で抑制を日本が世界に先駆け導入し、新しい資本主義をリードしようとしている。
いやー壮大です。

この本を読んでいて、思い出したのはビルゲイツ。



2008年のダボス会議での講演。
(内容は面白いけど、長い、単調なので興味のある方だけどうぞ)
要旨だけならこちらでつかめます。

I saw that breakthroughs in technology could solve key problems. And they do, increasingly, for billions of people.
But breakthroughs change lives primarily where people can afford to buy them, only where there is economic demand, and economic demand is not the same as economic need.
There are billions of people who need the great inventions of the computer age, and many more basic needs as well, but they have no way of expressing their needs in ways that matter to the market, so they go without.


資本主義の恩恵を受けるのは結局のところ、その枠組みの中にいる恵まれた人々だけ。
経済とは究極的にゼロサムゲームだから、その追及の先には格差しかないってことのようです。
こういう従来の資本主義枠組みから除外されていた人々をも巻き込みながら、発展していく方法を考えるというのがビルゲイツが提唱するCreative Capitalism(創造的資本主義)。
原さんがいう公益資本主義と、自分にはそれほど差異が見えない。

世界の経済をリードしてきた2人が、ほぼ同じようなビジョンを示しているって事は、やっぱり社会全体の利益を最大化するタイプの資本主義が21世紀の中心になっていく可能性は高いのかもしれないですね。
CSRというと安易すぎるけど、自分たちの企業のコア事業がいかに社会に貢献するのか。
会社の利益と社会の利益のベクトルを揃えること。
簡単に言えるけど、実際は凄く難しいんやろうな。


興味深い議論です。
何十年も前の判例研究なんかよりずっと知的興奮を覚えます。
はあ、卒論つまんないなあ。
法律…。

グッドキャリア―キャリアがブランドになる時

 2009-06-17
グッドキャリア―キャリアがブランドになる時グッドキャリア―キャリアがブランドになる時
(2004/04)
山本 直人

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キャリア×ブランド
またもやお得な響きのする本でございます。
中身は、キャリアについてマーケティング視点で考えていくという内容。


いやーマジでオススメです!!!
キャリアについて、特に自己をいかにしてブランディングしていくかという視点が面白い!!
自分のキャリアをSWOTしてみたり、ポジショニングしてみたりといった分析も実際にケースとして載せているのでやってみることも可能になってます。
とはいえ、マーケティングが万能であるという偏った前提ではなく、限界を見極めたうえでの現実的なツールとしての利用法を提示してます。
マーケティングの基礎概念についてもサラッと触れてるので、一石二鳥だし。

自己分析なんてうさんくせえ。
と思ってる自分ですが、僕もキャリアをマーケティング発想で考える視点だけは代わりに以前からもっていました。
ちょうど去年の今頃自分のSWOT分析とかいう形で。
(今見ると恥ずかしいっすねー。なにを軸にSWOTしてたんだろう?)
けど、この本を見てるとこういう分析を自分がいかにうわべだけでやってたかを思い知らされました。
この本を読むとより深くできて、それの活かし方も知れます。

グッドキャリアってものは「市場価値」を高めていくだけではないんです。
個人と組織、仕事と家庭、二者択一ではなく「折り合い」をつけて満足の度合を高めていくこと。
内容はいたって当たり前のことですが、最近忘れかけていたことを思い出した気がします。
折り合うという発想を手に入れたのは大きい。

とにかく就職活動生は必読だと思います。
できれば早い時期に。
これ1冊あれば、他の薄い自己分析本の類は一切必要ないんちゃうかと思います。
自分は大学の図書館で借りましたが、近々購入しようと思います。
(同志社の図書館の商学部父母会文庫の棚には意外に熱い本が隠れています。)

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脳科学から広告・ブランド論を考察する

 2009-06-17
脳科学から広告・ブランド論を考察する脳科学から広告・ブランド論を考察する
(2007/02)
山田 理英

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脳科学×広告×ブランド
最近、脳科学にはまってる自分としては、これ以上ないほどに欲張りな本です。
しかも著者の本職がアートディレクターという点がおもろー。
脳科学者との共同研究です。

AIDMAだろうが、AISASだろうが、とりあえずはAttention(注意・注目)を購買活動の初期行動であると定義してるんやけど。
脳科学的には「注意なき」無意識の情報伝達の方が効率よく処理されているらしい。
もちろん初回からいきなりインパクトを残そうとすると、注意は必須やねんけど。
何度も情報を提示する場合、無意識であっても脳に記憶として処理されるそうな。

最近はやりのクロスメディアとか、コミュニケーションデザインとかいう考えは、どっちかというとコピー1本勝負ってタイプではないし(と自分は理解してる)。
どっちかというと、いろんな接点で待ち伏せしてメッセージを仕掛けていくタイプだと思う。
そうなると、むしろ無意識の情報伝達を意識しつつ、脳内にブランドイメージを形成していく事が重要になってくるのかなーとか思った。
生活者側からすると、一切広告に意識を操作されてる自覚のないまま、購買活動に導く。

…いやー完全に怖いっすねー。


脳の仕組みについてもかなり詳しく記述されてるのでオススメ。
「新聞広告は前頭連合野で、CM・ITは後頭野で処理される」とかね。
そもそも、情報の通る道が違うなら、その道に適した仕掛け方を模索する必要があるようです。


人たらしのブラック心理術

 2009-06-07
人たらしのブラック心理術 (だいわ文庫)人たらしのブラック心理術 (だいわ文庫)
(2008/09/10)
内藤 誼人

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東京からの帰り、品川駅の売店でジャケ買い。
この本のネーミングと、斬新な装丁こそが、まさに「人たらし」でした。
通読してみると、別に「人たらし」でも、ブラックでもない事が堂々と巻頭に書かれている。
されどユニークで面白い本です。

この本が最もユニークなのが性悪説にたって、キレイ事の羅列に終始していないこと。
「ウソはよくない」というキレイ事なら小学生でも言える。
そうではなく、「戦略的にウソをつくのが賢い人間」だと。
完全同感です。
就職活動でそれはより一層実感しました。
真実はバカでも語れるわけで、戦略的にソをつかいこなし、自分だけではなく他者にまで利益をもたらすことは、むしろ非常に重要なスキルであるような気がします。
(良く考えればマーケティングってそういう側面あるかも。)

まあ、こんなに過激な事を言うのも最初だけ、後は基本的な「人付き合いのコツ」みたいなものの羅列になっていきます。
その多くが経験則だけではなく、心理学の論文を引用し紹介されているので、その点非常に説得力があります。
自分に欠けている部分だけピックアップして、メモって意識することで有益な読書になるはずです。

・部下を王様のように扱う
・説得ではなく、レッテルを貼る
・議論を避けるには「壊れたレコードになる」

とかは、今後実験してみて、結果によっては取り入れます。

こういう本を読むと、自分の普段の人間関係の作り方を顧みるきっかけになります。
考えずにさっくり読めるし、文庫版で500円強なら移動のお供に買いです。

生物と無生物のあいだ

 2009-05-30
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)
(2007/05/18)
福岡 伸一

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生命ってなんだろう?
こういう哲学的な問いに対して、分子生物学視点から答える本書。

その答えが動的平衡。(wikipediaの)
新たな分子を取り入れて(人間なら食事とかね)、体内でその分子を活かして、そして排泄する。
そういうシステムこそが生命であると。

個人的にはwikipedia教授説明のミクロに見ると常に変化しているがマクロに見ると変化しない状態であるの方がしっくりきた。

今の自分と、昨日の自分では、分子レベルで違う存在なんですね。
なのに脳が人格だったり、記憶だったりを制御していて、常に一定の存在としての自分をキープできるのかな?
だとすれば脳が死んだのなら、生命ってまさに動的平衡のシステムでしかないのか?
それを果たして生きていると定義できるのか?
うーん、難しいですね。

とにかく1秒1秒、生命としての自分は変化し続ける。
だったら1秒1秒、その変化を意識して精進せなアカンよね。

と、この本を読んで思った。


だいたいこういう大きな概念に立ち向かう本の場合(特に新書とかだと)、色々いうても最後に結局は「やっぱ分からないことだらけですねー不思議です。」みたいな終わり方をするものです。
それ自体別に批判する気はないです。
現代の科学でも説明できないものがあって、それにアタックする所に科学とかの面白さがあるんでしょうね。
だからこそ、こういうテーマの本は好きです。

次は時間という概念を扱った本を探してみようと思います。


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プロフィール

KK

Author:KK
同志社大学に通う23歳。
自称「日本最高」の男です(身長的に)。
専門は会社法(M&Aファイナンス)。
2010年4月から外資系消費財メーカーのマーケ部門でいそいそと働きます。
将来の夢はリアム(写真)になって、そしてカリブに海の家!!

日々の生活、マーケティング、広告、音楽、海外ニュース、とにかくアンテナにひっかったもんに対してつっこんでいこうと思います。

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