「他では聞けない就職活動の極意セミナー!」を考える
2009-10-13
実際の講演を聞いていないので、どんだけ気になっても言及するのはフェアではないと思ったのですが、youtubeをご本人が紹介されていたので、記事にしてみます。
「面接の最初の5〜6秒で合否を決める。残りの30分は確認作業。」
就職活動中に何度か聞くことになるこのセリフ。
多くの企業関係者が言うので、まあそういう側面もあるのでしょうが、それが全てではないだろうなというのは感じていました。
特に外資系の企業に関しては、求めるコンピテンシーの確認作業の場が面接である印象を受けてました。
P&G、日本ロレアル、コーチ、これらの外資系企業3社で採用を担当してましたって事をもって説得力を担保するタイプの講演やと思うんやけど、その経歴を持つ方ではないと話せないことでしょうか?
インターン先と内定先が含まれてるので、計10回くらいは面接を受けていますが、最終に近づくにつれて面接時間が長くなり、能力的につっこんだ面接だったように記憶しています。
そういう企業に属していたはずの方が、こういう内容を話されていて、正直残念でした。
第一印象を自分で3段階評価の可視化した時点で、その後のやりとりは相当バイアスにまみれたものになると思うんですけど。
そんな状況下では、余計に学生の能力って測り辛い。
特定の企業のセミナーではないので、一般化して話をしようと思うとこういう感じになるんですかね。
他では聞けないセミナーというタイトルですが、他では聞けない話ではないなっていう印象。
凄く日本的な講演に感じます。
社員に求める評価項目(コンピテンシー)を学生用にダウンロード、そのスキルの芽がある学生を見つけるのがP&Gの面接官の仕事。
同じくP&G出身の和田さんのインタビューの一節。
P&Gを受けてた時には、面接官はこういう視点で自分を見ているつもりで準備を進めていましたし、実際にP&Gがサプリメンタルデータシートとして、凄く細かく求められてる能力を証明させるESを求めてきたことも非常に好感を持っていました。
P&Gのスタンスとしては、こちらが正解だと思うのですが…。
インターンがあるから能力はそっちで見れるんやけど、そこまで割り切ってないはず。
経歴をバックに講演されると、まるでその出身企業のオフィシャルな考えのように広まっていきますが、これってなかなか怖いですね。
この講演をP&GのHRが見るとどう思うんですかね。
凄く興味があります。
第一印象5秒判断面接とコンピテンシー採用は並び立つんでしょうか?

