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ショッピッ!が色んな意味でヤバイ件

 2010-06-10


ショッピッ!っていうアプリがやばい。
消費者目線で言えば、若者的ニュアンスでやばい。
メーカー目線で言えば、素直にやばい。

かんたんに安値でお買いもの
手にした商品のバーコードを「ピッ!」と一瞬で読み取って、その場で最安値で買うことができるアプリです。

最安値で買うまでの、かんたん3ステップ!
1)アプリを起動し、商品のバーコードに、iPhoneのカメラをかざす
2)その商品をいちばんおトクに購入できる店舗が見つかる
3)店舗を選んでその場で注文する


っていう事なんですが、とりあえず動画を見てもらえれば、その凄さは分かると思う。
読み取りにほとんどミスが無いくらい、凄い精度です。

mintshop

月40個弱という超ペースで消費しているミンティア様を読みこませたところ、84円という事でだいたい15~20%OFFで購入できます。
これくらいの単価の商品だとまとめ買いしないと送料分損しますが、まとめ買いもしっかり表示されてるし。
本当に便利な世の中になりました。
これはやばいです。


…。
とまあ、ここまでは消費者的に無邪気に喜んでみました。
こっからはメーカーの端くれとして。

今までも価格.comみたいにWEBから最安値を提示するサービスもありましたが、あれはそこそこ大きな買い物をする時(パソコンとかテレビとか)に使う人が多かったはずです。
今回のは日用品全般に応用が可能になってくる為、インパクトの大きさは価格.comの比にならないと思います。

弊社のあるブランドの商品をスキャンしたところ、こちらが店頭に出している価格よりも20%ほど安い価格が表示されました。
現在はこれくらいの下げ幅で済んでますが、先日公開されたAmazonの公式アプリのように、中古(というていで新品だったりします。)のものともリンクしだすと、その値崩れは半端じゃなくなる気がします。
これ、やばい1。
(某オークションサイト等では裏ルートから回った新品同然の商品が5割引くらいで販売されてたりするそうです。)

また似たような危惧としては、これがグローバル展開した場合。
現在ですら、某バラエティショップとかで海外から同じブランドの商品を輸入し、安く売られたりすると、それは日本法人から見たらただの競合製品でしかないわけです。
(ちょっと話ずれるけど最近良く見るダウニーとか、PGさんから見ればド競合でしかないと思う。)
んでこのアプリのようなサービスが広まれば、こういう状況が、ラグジュアリー系のみならずマスの商品にまで広がり、マスにおけるプライシングの概念自体が大きく揺らいできます。
新興国価格の設定にすれば先進国で買い叩かれ、グローバルで一律管理すると新興国市場の立ち上がりが遅れるというジレンマ。
これはグローバルカンパニーにとっては由々しき問題な気がする。
これ、やばい2。

どちらにしても、こういうアプリが普及して、生活者が本格的に利用し始めると、一気に日用品のEC市場も拡大する事が考えられます。
実店舗とEC店舗の距離感が変わります。
店頭は現物を見に行くだけで、注文は携帯から一番安い店に。
そんな購買パターンが本格的に広がってくるんだと思う。
世界的に大きなうねりは生まれるだろうけど、独特の流通形態を持ち、流通経費が異様に高いとされる日本へのインパクトは…ねえ。
既存小売は壊滅的な影響を受けるだろうし、小売と卸問屋と深い関係性の上で商売を行う日本の各メーカーへの影響も非常に大きくなってくる。

そうなったときに、安く提供できる業者のサイトではなく、自社サイトにいかに誘導できるかが、今後勝負の分かれ目になる。
自社サイトで買う理由としては、信頼だったりアフターサービスだったり色々言えるけど、一定価格以下の商品群に関しては難しい。
付加価値うんぬんかんぬん言えるほど、余裕のあるプライシングにはそもそもなってないはずなので。
これ、やばい3。


目下、現実的な対策としては、定価販売を義務付けて、厳しくチャネルを絞っていくしかないんでしょうか。
(弊社のあるブランドのシャンプーをスキャンしたところ、定価のみ10件ほど表示されたので安心しました。)
EC直販の流れが強まると卸や小売が困るのは目に見えているので、そのプレッシャーをうまく使って統制するとか?
最近APPLEが一部通販に行った販売規制も、そういった流れを先読みした先手だとしたら、まあなんとなく理解できないこともない。


実店舗とECの距離感、棲み分け。
悩ましい。
だけど、近い将来、色んな会社の経営の根幹を揺るがす大問題になる。
実店舗とECの特性をうまく発揮して相乗効果が生まれるような販売戦略が必要。
そういうのを考えていくのが、今後数年の課題かなあ、とふと思ふ。

やばいなあ、楽しそうだなあ。

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コメント
あ、これ知り合いの会社。
彼、年も26歳とかだからびっくりだよね。

ラグジュアリーブランドはどうしてもECだと難しいよね。店員さんの接客も価値の1つだから。

最近某仏系ラグジュアリーブランド(デザイナー)のCOOとお話ししたのだけど、どのラグジュアリーブランドもEC展開、ソーシャルメディアの使用に悩んでいるそう。展開したいけれど、どうしてもラグジュアリーさに欠けてしまうから。
【2011/01/08 23:55】 | 美香 #- | [edit]
>美香さん
ブランドの規模感にもよりますが、いわゆる有名ラグジュアリーマスのブランドにおいては日本国内で中長期的には実店舗減(都市部徹底集約)、EC積極展開という流れは不可避な気がしています。

そういうブランドって日本の売上がすでにピークに達していて、グローバルとしては日本は少ない投資をおさえ、リスクを最小化しつつ、売上ではなく利益率をいかにあげていくかっていうフェーズに入っていると思うんですよね。
そうなると一番大きく固定的なリスクは従業員や店舗賃料ですから、そこを最適化できるECは強いですよね、もともとブランド認知は高いわけで。

ブランドの世界観を保ちつつ店舗以外の新チャネルを開拓するというのは、どこのブランドも抱える課題なんですかねー最近はMJの試みとか面白いなと思いました。参考までに↓
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110107-00000004-trendy-ind
【2011/01/10 12:31】 | KK #- | [edit]












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Author:KK
自称「日本最高」のマーケター(身長的に)。
2010年より外資系メーカーに勤務しております。
将来の夢はリアム(写真)になって、そしてカリブに海の家!!

日々の生活、マーケティング、広告、音楽、海外ニュース、とにかくアンテナにひっかったもんに対してつっこんでいこうと思います。

※あくまで個人のネタ帳であり、所属企業・団体等とは関係ありません。



こちらにはアイディアの種を撒き散らしてます。

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