大阪府知事選
2007-12-07
兵庫県民ではあるものの、中高と大阪に通った身としては非常に気になります。新聞紙上では、島田紳介、橋本弁護士、きよし師匠、とタレント候補が連日紙面をにぎわせています。
きよし師匠は国会議員の実績もあるし、彼の「小さなことからコツコツと」という姿勢は大好きです。もしタレントであることが大阪府知事の条件であるなら僕はきよし師匠がいいです。けど今の大阪に必要なのはタレント候補じゃない。
タレント候補が本当に必要なのはいわゆる都市圏以外の都道府県でしょう。例えば宮崎。
宮崎は祖父の田舎で中学生くらいまでは毎年夏休みは宮崎で過ごしていたこともあり、身近な存在でした。
宮崎の場合、観光資源(日本有数のゴルフコース、リゾート施設)や特産品(地鶏、宮崎牛、焼酎)にもともと恵まれており、宮崎の活性化を観光に委ねるだけの観光ポテンシャルを持っていました。
となると必要なのはPR活動における認知度向上。最近、都道府県の観光CMなんてのもあるみたいですが、僕はまさに東国原知事の就任は壮大なCMであると感じています。
タレントである彼の一挙手一投足がメディアで伝えられ、それが毎日のワイドショーで流されれば、CMの何倍もの宣伝効果があるはずです。これだけでも彼が宮崎県知事になった価値がある。彼もその辺りは感じるようで「宮崎のセールスマン」と自らを定義しています。
近年のタレント候補の代表的な例だと思います。宮崎の1000億を超える債務超過を解決する能力があるとは思いませんが…。というかそんな人がいるのかも謎。
しかしながら、大阪はすでに認知度が高く、吉本の存在等からお笑いの街としてイメージは悪くないようです(犯罪が多いとかは抜きにして)。
となると、タレントが知事になり、更に大阪をイメージ先行型の府にするよりは、イメージに実態を追いつかせる事の出来る、プロの政治家が必要とされていると思います。
つまり…
宮崎:都道府県価値>イメージ →過小評価型
都道府県価値が高いのにイメージが追いついていかない状況はいわば、株価が適正価格より低い企業のようなものです。この場合、企業のPR活動というのが課題になるはずです。都道府県(企業)のイメージ(株価)を上げることが、ガバナンスを機能させる際の大前提となります。
大阪:都道府県価値<イメージ →過大評価型
都道府県価値に比べイメージばかり先行している状況はいわば、株価が適性範囲を超えて高沸している企業のようなものです。この場合、いつ株価が適性範囲まで暴落しても不思議ではありません。株価(イメージ)というのは将来的な成長ポテンシャルまでを考慮に入れた値であるが、そもそもそのポテンシャルが過大評価されている場合は経営者(知事)は早急に企業価値(都道府県価値)を高める必要があります。企業価値とはすなわち株主価値。府にとって株主とは府民。つまり府は箱物への支出を減らし、府民への適切な還元の必要があるはずです。オリンピックやサミットより府民が安心して暮らせるインフラ整備を。
これは非常に高度の財政政策への知識と経験、更にはバランス感覚が求められるタスクです。タレントが「小さな事からコツコツと、府民に優しい大阪に」とか言うだけではダメです。財政状況やニュースを見る限り、腐りきった大阪府でこのようなタスクを達成するには、数字で具体的に目標設定ができ、その目標にむかう道筋をロジカルに示せる人材がトップに立つしかありません。
具体的に誰が適任か?それは分かりませんが、少なくともタレントではないはず。イメージで言うなら大学教授(専門家)から国会議員に転進し財政政策実務に携わってきたような理論派。同じ理論派でも官僚出身は不向き、そもそも大阪府にも官僚形腐敗が進んでいるので、タレント候補より更に不適格。
もしくは実績のある経営者とかね。吉本の社長とかゴーンさんとか(笑)
欲を言えば大阪特有のユーモアがある人物。ルーツが大阪にあればなお良い。
そんな人物がいるのかまで調べる時間がないですが、こういう人選がベストだと思っています。大阪がより魅力的になるように願ってます。

