生物と無生物のあいだ
2009-05-30
![]() | 生物と無生物のあいだ (講談社現代新書) (2007/05/18) 福岡 伸一 商品詳細を見る |
生命ってなんだろう?
こういう哲学的な問いに対して、分子生物学視点から答える本書。
その答えが動的平衡。(wikipediaの)
新たな分子を取り入れて(人間なら食事とかね)、体内でその分子を活かして、そして排泄する。
そういうシステムこそが生命であると。
個人的にはwikipedia教授説明のミクロに見ると常に変化しているがマクロに見ると変化しない状態であるの方がしっくりきた。
今の自分と、昨日の自分では、分子レベルで違う存在なんですね。
なのに脳が人格だったり、記憶だったりを制御していて、常に一定の存在としての自分をキープできるのかな?
だとすれば脳が死んだのなら、生命ってまさに動的平衡のシステムでしかないのか?
それを果たして生きていると定義できるのか?
うーん、難しいですね。
とにかく1秒1秒、生命としての自分は変化し続ける。
だったら1秒1秒、その変化を意識して精進せなアカンよね。
と、この本を読んで思った。
だいたいこういう大きな概念に立ち向かう本の場合(特に新書とかだと)、色々いうても最後に結局は「やっぱ分からないことだらけですねー不思議です。」みたいな終わり方をするものです。
それ自体別に批判する気はないです。
現代の科学でも説明できないものがあって、それにアタックする所に科学とかの面白さがあるんでしょうね。
だからこそ、こういうテーマの本は好きです。
次は時間という概念を扱った本を探してみようと思います。


