ゼミ
2007-10-21
今学期からゼミが始まりました。僕のゼミのテーマは…
会社法をベースにいわゆる証券取引法(金融商品取引法)のうちでも開示規制やM&A規制について
…です。
本年度の具体的なゼミの進め方としては、
会社経営をシミュレートできる簡単なエクセルソフトを利用して各チームに分かれて擬似的に会社を運営します。
このヴァーチャルな「会社」おいてチームのメンバー全員がその会社の取締役であり、会社運営について基本的にはメンバー全員からなる「取締役会」で決定していく事になります。
このほか、各取締役(メンバー)には社長のほか、経理担当、総務担当、営業担当などの担当が与えられ、各自の「会社」において分担した任務を遂行していきます。(例えば、総務担当であれば取締役会各回の議事録の作成、経理担当であればシュミレーションソフトのデータ管理や決算報告の作成など)
ちなみに僕は社長をやらせていただいてます。
今週まではこのシミュレーションだけをしていたので、もっぱら計算ばかりしてました。損益計算やら、損益分岐点やら。苦手。
けど来週からやっと法学部の演習っぽくなります、この会社運営シミュレーションと並行して、
会社運営の中で生じうる問題について、各チームでディスカッションをしながら、解決していきます。
たとえば、そもそも会社が実際に営業をする前にまず会社を設立しなければならないから、各メンバーが発起人となって設立に関する作業を実際に行います。
具体的には、原始定款や株主間協定の作成などです。
将来的には他のチームを株主にみたて株主総会も行うので、定款の作成も株主間協定も生じうる将来の紛争に備えていかなる条項を盛り込んでおくのが合理的かといったという観点からゼロから起案していきます。
定款作成のため、色々と実務書を読んで準備してるんですが相当勉強になります。
机上の空論とは違いリアリティがあるので入りやすい。
これこそ僕がゼミに求めていたもの。
基本的に、判例やそれに関連する学説は、すでに生じしまった問題に対して「どのような解決が妥当であるか」ということを議論するものであり、いわば事後的な評価の当否を議論するものだといえる。
これに対して、この演習で目指しているのは、「将来生じうる問題に対応するために、現時点でどのような対策を施すのがよいのか」という予防的な視点を身につけるということです。
裁判官以外の法律の専門家というのは、圧倒的にこの「予防」の視点を要求されているのであり、企業法務などはまさにその典型だと考えています。
もっとも、「予防」の観点から問題を検討するためには、過去どのような判例があり、またどのような学説が提唱されているのかを理解している必要があることは言うまでもないけど。
ちなみにゼミの担当教官は本年度から赴任した方です。というか初めてゼミを持つ。というか教員自体初めてだそうです。
というのも先生は今まで某有名電気メーカーの法務部で実務にお携わっておられたからです。こういう先生って貴重です。きれいごとの理論はいくらでも本で勉強できるけど実務に関しては経験者から教わるか自分で飛び込むかの2択やからね。
実務色の相当濃い先生のゼミを選んでよかったなと。
とにかく法律の勉強が初めて楽しくなってきた。今の気持ちを忘れず日々精進あるのみ。

