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8か月前の自分と対話してみる。

 2009-07-26
バングラディッシュ行きを前にして。
同じようなテーマを持って臨んだ内閣府ドミニカ派遣の事後レポートを思い出し、読み返してみました。


派遣直後(2008年12月頃?)、まさに就職活動中に書いた文だけに、最後の結びの部分では…。

これまでは、まさにJICAのように直接的に国際貢献活動を行える主体に属するか、商社やメーカーなどの一般企業において国際貢献への取り組みを副次的に追及するのか、この2つの選択に迷いを持っていました。結論から言うと、今回の派遣活動によって、明確な答えを得るには至りませんでした。自らが主体となって国際貢献活動を行う事は、自らの取り組み方次第で確実に貢献を実感できる素晴らしい選択だと確信しました。しかしながら、その活動に持続性が伴うかという疑問が残ります。また発展途上という現実は、政治体制レベルから非常に複雑な要因が絡んでおり、一般企業の取り組みにおいてもその効果は、まさにプエルトプラタのリゾートがそうだったように限定的です。
どちらを選択するのか、私にはまだ決断するだけの知識と経験が足りないように思います。


というどっちつかず宣言をしているわけです。
結局は後者、ビジネスからのアプローチを選んだわけです。(JICAは面接切った覚えがあります。)
というより、こっから数年のちうスパンでいけば、日々の仕事の中でこんな偉そうに途上国の事を考える余裕なんて、おそらくないはずです。
現実はきっとそうなんだろうけど、お金以外の働く目的を忘れて仕事Onlyになってしまうほど貧しい事はないと思っているので、折にふれて問い直したい命題ではあります。

去年よりも少しだけやけど、近未来がクリアに見える今。
もう一度、同じ事を現地で問い直す機会は非常に貴重です。
そういう経験があればこそ、来春からの社会人としての暮らしにも、日々新鮮な目的は見出せるはず。
会社の目的と自分の目的をすり合わせれるような、目指すべき大人になれると思う。


自分が選んだ道は絶対正解にするし、常にベストウェイ。
だけどその道の先に自分は何を見るのか、っていうか何を見たいのか?
常に考えないとアカンなー

そういう意味で、たまにはこうして偉そうに自分の気持ちを吐き出しておくことも大事ですよね。
ドミニカ派遣のレポートを久々に読んで、自分が刺激を受けたように、またこの文章もいつか未来の自分を刺激してくれるんやろうなーと期待しています。



ドミニカ共和国派遣を終えて


ドミニカ共和国は派遣先として、私の第一希望の国ではありませんでした。そのため派遣決定当初は、メレンゲとカリブ海というイメージしかなく、正直に言って何をテーマに派遣活動を行うのか自ら決めかねていました。しかし、派遣前の自主研修においてドミニカ共和国に関する文献、および統計資料等を調べた事により、私は2つの言葉を自らの派遣活動のテーマとして見つける事になります。それが「発展途上国」と「国際協力」です。
今回のレポートにおいては、これら2つのテーマについて私見を述べた後、今回の派遣事業を自分がどう活かしていくのかについて書きたいと思います。

【発展途上国】
高校時代から途上国でのボランティア活動を行っていた自分にとっては、発展途上国の人々がその国の現況についてどのように考え、何を望むのかという点は非常に興味があった。この疑問を一般の方々だけでなく、政府関係者にもぶつける事ができる機会は私にとって非常に刺激的だった。実際、派遣中は多くの方と発展途上国としてのドミニカ共和国の政策や国際関係について意見を交わしてきました。その中には青年大臣などの政府高官も含まれています。
率直な意見として、私はドミニカ共和国が今後どのようにして発展を遂げるのかが分からなくなりました。社会的インフラ、経済構造、政治癒着、教育、所得格差、地域格差、国際関係。どれをとっても少なからず矛盾を抱えています。
例えば、「国の主要産業は?」という質問を投げかければ「観光業」という答えが返ってくる事が多々ありました。温暖な気候と、マリンブルーの素晴らしいビーチ、そして陽気な国民性等、確かに観光資源には恵まれているといえます。しかしながらそれが一国の主要産業になりえるか、という点を考えた場合、その現実は悲観的なものではないでしょうか。
外貨を獲得する手段としてのドミニカ共和国の観光業とは、即ち欧米人向けのリゾートを指すのが一般的なようです。私たち派遣団も欧米人向けに開発されたであろう、プエルトプラタというリゾート地を利用する機会に恵まれました。大型のプールやジェットスキー、ショッピングモールにカジノまでついた本格的なリゾートでした。しかしながら、このリゾートは欧米系の企業によって運営されています。つまり観光客がこのリゾートに費やしたお金はドミニカ共和国の経済に対して大きなプラスはもたらさないのです。リゾートの敷地はショットガンを持ったガードマンが守るゲートに厳重に仕切られ、リゾート内においてはオールインクルーシブ(飲食を含む全てのサービスが事前にチャージされた料金で利用可能なシステム)、オプションツアーも外資系の旅行会社のアレンジにより行われています。完全に隔離されたこのリゾート地を訪れた観光客の行動は、リゾート内で全て完結してしまうという状況が容易に想像できます。もちろん税収入はあるようですが、地方税という仕組みが整備されていない為に、現地への経済波及効果は最小限に留まってしまうのが現状のようです。ある青年省の役員にこの状況を話した際「リゾート型の観光開発が国にもたらすのは空港使用料、地方に対しては雇用だけ」だと教えてくれました。
このような経済効果が非常に限定的である産業を国の基幹産業と位置付けざるを得ないのが、私が見た限りのドミニカ共和国の現状でした。農業、鉱業、軽工業といったその他の産業についても、自由貿易地区(フリーゾーン)の繊維等軽工業品の輸出増加以外に、特にポジティブな要因を聞く事はありませんでした。その繊維業に関しても、北米市場での中国製の圧倒的な台頭を受けて先行きは明るくないようです。
このように資源を持たない発展途上国が、どのような形で経済成長し、先進国へと成長する事が可能なのかという当初の疑問は派遣により更に深まっていきました。

【国際協力】
このような国であるからこそ、日本が援助できる余地は大きく、その取り組みを実際に見る事も大きなテーマでした。派遣中、JICAの現地事務所の表敬訪問、算数プロジェクトのパイロット校視察などを行ってきました。
現地のJICA職員方によると、日本の国際協力活動に関しては、大きく「ハードとソフトの援助」が存在しているようです。ハードの援助とは、学校や浄水場などの箱もの。ソフトの援助とは、ボランティア派遣などの人的支援を指します。
まずハードの援助。私たちが視察した中では、浄水場や観光用洞窟内のエレベーターがありました。浄水場は実際に稼働しているのですが、フィルター交換の仕方が分からず浄水効果が薄い。エレベーターは洞窟内の湿気と水滴で故障し修理不能。少なくとも私が見る限りはハードの援助はこのような状況で、決して現地の人々の生活向上に貢献しているようには感じられませんでした。
次にソフト面の貢献。JICAのボランティア派遣はその代表例となっています。ハードの援助がある種短期的な効果を持つのに対して、ソフト面での人的支援は技術者や専門家の育成を主なミッションとしており、より中長期的なスパンでの取り組みのようです。特定の任務を担える専門家の育成は、日本の支援終了後においてもその専門家を中心に持続性を持つ為、より重視していると伺いました。我々も多くのボランティア派遣員の方と交流する機会を頂き、このソフトの援助の大きな効果を目の当たりにしました。今回は特に印象に残った例を2つ挙げたいと思います。
まず、サン・ペドロ・デマコリスのドクトール・アントニオ・ムサ病院視察。ここではボランティアが入る以前、カルテが存在せず、またガーゼの消毒も適切に行われていないという状況だったと伺いました。それがボランティアの方によって、カルテの作成と管理が始まり、より継続的で安全な診療が可能になっていました。海外から最新鋭の医療器械が援助されているようでしたが、電力や技術的な問題で使用できていない状況の中で、日本のボランティア支援はそれ以上に地域医療の質の向上に寄与しているという印象を強く受けました。
またドミニカ共和国第2の都市であるサンティアゴでの、JICA算数指導力向上プロジェクトの視察。現地の学校の教師に対して、日本の算数の指導法を教授するといった内容のプロジェクトです。日本の援助により作成された算数教科書が教室に山積みになっているのに対して、ボランティア派遣員は教師と生徒の両者から非常に大きな信頼を受けていました。磁石付きの絵等を用いて視覚的に、数の増減を理解させる方法など、我々が小学生の頃受けた算数教育のメソッドが、実際にドミニカの教室で活かされていました。プロジェクトの成果として実際に、現地の学校における算数への苦手意識の改善が確認されているようです。
以上のような国際協力の形は、医療と教育というドミニカ共和国民の生活の根幹に関わる重要な要素に確実な改善をもたらしています。例え即効性は薄かったとしても、その活動は確実にドミニカ共和国の利益にかなっている事を確認し、同じ日本人としてボランティア派遣という事業に誇りを持ちました。

【今後について】
私が「発展途上国」とそれらの国に対する「日本の国際協力」について興味を持ったのは、そもそも将来的に発展途上国に対して何らかの貢献をもたらせるキャリアを目指しているからです。これまでは、まさにJICAのように直接的に国際貢献活動を行える主体に属するか、商社やメーカーなどの一般企業において国際貢献への取り組みを副次的に追及するのか、この2つの選択に迷いを持っていました。結論から言うと、今回の派遣活動によって、明確な答えを得るには至りませんでした。自らが主体となって国際貢献活動を行う事は、自らの取り組み方次第で確実に貢献を実感できる素晴らしい選択だと確信しました。しかしながら、その活動に持続性が伴うかという疑問が残ります。また発展途上という現実は、政治体制レベルから非常に複雑な要因が絡んでおり、一般企業の取り組みにおいてもその効果は、まさにプエルトプラタのリゾートがそうだったように限定的です。
どちらを選択するのか、私にはまだ決断するだけの知識と経験が足りないように思います。しかしながらひとつだけ、私がドミニカ共和国に確実に貢献できる事があるとすれば、今回の派遣事業の経験を一人でも多くの方に伝える事だと考えます。私が今回の派遣を通して、感じたこと考えたことはあくまで自分の中の意見にすぎません。しかしながら、その意見を伝え、共有していく事で、新しい考えがどんどん広がっていく事に私は大きな可能性を感じています。


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Author:KK
自称「日本最高」のマーケター(身長的に)。
2010年より外資系メーカーに勤務しております。
将来の夢はリアム(写真)になって、そしてカリブに海の家!!

日々の生活、マーケティング、広告、音楽、海外ニュース、とにかくアンテナにひっかったもんに対してつっこんでいこうと思います。

※あくまで個人のネタ帳であり、所属企業・団体等とは関係ありません。



こちらにはアイディアの種を撒き散らしてます。

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